最近見た映画
シュガーマン
Talk to her
絶対の愛
うつせみ
ターミネーター
そして
哀しき獣!
映画を見終わった後の疲労感!
終わりと共に、プハッっと息がもれてしまった。
でも、その疲労感は「あぁ!映画を観た!」と言うもので、つまり140分間ノンストップで集中してしまう出来映えだったのです。
あらすじは、こちらで確認して頂くとして。。。
まず、私は、中国に朝鮮族の自治州がある事も、そこで暮らす朝鮮族の事もこの映画を観るまで全く知らなかった。
原題の「黄海」は、彼らが韓国へ出稼ぎや密入国をするために渡る海。
マイケル・ウィンターボトムのイン・ディス・ワールドばりに辛く息苦しい密航シーン。
これだけ観ている人間に心細さが伝染する映画なかなか無いよ!な、山中の逃亡シーン。
近くにある物は何だって武器になってしまう韓国映画は他にもあるけれど、さっきまで自分が食べてた肉の骨で戦うなんてアイディアは、どこをどう絞ったら出てくるの!?
音信不通の妻が働いていた店の店長が「他の朝鮮族がいるんだ。騒ぎを起こすな」みたいな事を忠告する場面があります。
中国でも外国人と言う立場で差別され、韓国に渡ったところで異人種として扱われ限りなく弱い立場でひっそりと暮らすしかない。
ただ、映画を観ていて気がついたのは、そんな朝鮮族のグナムとミョン社長の方が、ソウルのキム社長より生への執着がもの凄く強く、絶対最後まで力を抜かず逃げ切って戦ってやる、と言う感じが全身からみなぎっていた。
キム社長はいつも部下達に命令をするだけだけど、ミョン社長は部下と一緒になって自分も前線で動く(だからより怖い)。
荒削りでストーリーも完璧ではないけれど、作り手の500%の情熱がビシビシと伝わって来て、それだけで忘れられない一本になってしまう。
これは謎解きの映画ではないので、モヤモヤした余韻も全然嫌じゃないし、むしろ観た後に「あのシーンの意味はこうなのかな?いや、ああなのかな?」と、エンドクレジット後も自分の中で続いてしまう映画って、昔はもっと多かった気がする。
色々書きましたが、あの一口海苔食べシーンがやっぱり最高でしたね。

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